シミ取りクリーム、皮膚科だと効果あり?トレチノイン・ハイドロキノン
皮膚科で処方されるシミ取りクリームについてまとめていきたいと思います。
シミで悩んだ時に考えるのが皮膚科。
皮膚のお医者さんなのでもちろん正しいのですが、皮膚科ではシミ取りはできないと思っていました。
実際に皮膚科に行った人の話を聞いたりネット上の口コミなんかでもそうですが、病気ややけど、酷いニキビの跡などでないと皮膚科では見てくれず、普通のシミは美容皮膚科など自由診療の所じゃないとダメだと思っていたんです。
ところが、最近、ネット上で皮膚科でシミ取りしてもらったとか皮膚科でシミ取りクリームが処方された、ということを目にすることが増えました。
近所の皮膚科は割と評判がいいのですが、シミのことを聞いたら保険適応外だよって怒られた
という話を聞いてから怖くて私は行っていないのですが汗(時々怖い先生いますね・・)
皮膚科で処方されるシミ取りクリームについても気になったので調べてみることにしました。
皮膚科のシミ取りクリームは?
皮膚科でシミの治療薬として処方されるのはハイドロキノン配合のクリームとトレチノイン配合のクリームだそうです。
ハイドロキノンもトレチノインもシミにいいと近年話題の成分です。
ハイドロキノンとは
シミの原因となるメラニンの合成を阻止する
ハイドロキノンについては当サイトでも紹介していますが、
数年前から医薬品だけでなく化粧品への使用が可能になりました。
処方箋が必要なクリームと比べればハイドロキノンの濃度は低めですが、ハイドロキノン配合の化粧品は増えています。
トレチノインとは
ビタミンA誘導体のこと。
線維芽細胞に働きかけ真皮のコラーゲンを増やし、新しい線維の合成を促進。
小じわ改善効果、ピーリング効果、皮脂コントロールなどの作用がある。
レチノールは化粧品にも配合されますが、トレチノイン(レチノイン酸)は医薬品のみの使用。
トレチノインは日本では薬のみの使用です
トレチノイン配合の化粧品については今現在、日本国内で化粧品への配合はされていないです。
海外からの個人輸入で使っている人もいるようですが・・そのあたりは個人の判断になります。
(強い成分なのでそれなりに怖い部分もありますので・・避けた方がいいと思います)
トレチノインではなくレチノールは日本国内でも化粧品などへの配合が認められています。
最近はレチノール配合の化粧品も増えてきています。
ただ、レチノールが入った化粧品の場合、シミというよりシワやほうれい線、たるみといった面での‘売り’で化粧品に配合されることが多く、シミなどの美白化粧品で入っているものは少ないです。
ハイドロキノンもトレチノインも両方とも薬に使われているだけあって効果は抜群です。
でも、効果がある分、刺激が強かったり副作用的な部分も大きいです。
だからお医者さんの元で使うということになるのですね。
ちなみに皮膚科で出されるときは、ハイドロキノン配合のクリーム、トレチノイン配合のクリームどちらかだけ処方されることもあるようですし、
両方一緒に処方されたり、他のものと一緒に出されることもあるようです。
ハイドロキノンは主にシミに対する効果だけのようですが、トレチノインはシミだけでなく他にも使用されます。
トレチノインの治療対象
シミ・老人性色素斑、日焼けによるシミ、やけどの跡のシミなど
小じわ、ニキビ・ニキビ跡、そばかす、くすみ、毛穴の開き
トレチノインがなぜこんなに幅広く使われているのかというと、その作用の広さです。
- ピーリング作用・・・古い角質を積極的にはがす
- ターンオーバー促進・・・肌の再生を促す(肌の表皮を分裂・増殖させる)
- 小じわ・たるみ対策・・・コラーゲンやヒアルロン酸の生成を促し小じわの改善を促す
- 皮脂コントール・・・皮脂腺の働きを抑え皮脂分泌を抑える
トレチノイン一つでこれだけの作用があると言われています。
トレチノインは幅広い作用を持つ成分です。
なのでシミ取りに対してのみトレチノインが使われる訳ではないということですね。
シミ取りクリームを使った皮膚科での治療は?
シミを取るために皮膚科に行くとハイドロキノン配合のクリーム、トレチノイン配合のクリームが処方されることが多いようです。
両方出されるケースと片方だけのケースと、飲み薬とクリームというケースと色々あるようです。
シミの状態やその人の肌質、そのお医者さんの方針なのかもしれませんね。
調べていたところ、クリームなどは出ずに飲み薬だけだったという人もいました。
(飲み薬の場合、続けるのが大変だったので辞めてしまったとかクリームを処方してくれるところに変えたという口コミもありました)
ハイドロキノン配合のクリームもトレチノイン配合のクリームもどちらも(併用も)
- 効果があって肌荒れは少ない人
- 肌荒れがひどくて使用を中止した人
- 効果は微妙だったのに肌荒れだけひどい人
- 副作用はなかったけど効果もなかった人
など、どうやら人によって違うみたいですね。
肌荒れなどトラブルが全くないという人もいるんですが、
ヒリヒリピリピリして赤くなって皮がむけたという人が多いです。
トレチノインはそもそもそういう作用があるので、お医者さんの元で使うようになっています。
現在日本国内でレチノール配合の化粧品は買えますが(レチノールの配合はOK)、
トレチノインは医療用のみなので国内では販売されていないはずです。
ただ、海外ではトレチノイン配合のクリームなどが販売されていて、個人輸入したりして使う人もいるようですが、
トレチノインの濃度や状態もどうかわからないのもあるし、副作用も怖いので、、あまりおすすめはしません。
皮膚科など病院処方のハイドロキノンやトレチノインは化粧品と比べると濃度が高いので
かなり効果があるのでは?と思っていたのですが、ネットで実際の体験談を見ると全員がシミ取りが成功した訳ではなく、
「効果がなかった」という感想が結構多くて、実はちょっとショックでした。
(だからセルフケアに切り替えるという人もいました)
別の皮膚科や美容クリニックに行って、使用クリームを変えて(ハイドロキノンだけじゃなくトレチノインも使うなど)それで少しずつ改善した、という口コミもありましたので、
なかなか効果が出ないな、むしろ濃くなってるなという場合には別の皮膚科に行ってみるのもいいかもしれません。
皮膚科でクリームでのシミ取り、どのくらいの期間がかかる?
皮膚科でハイドロキノンやトレチノインのクリームを使ったシミ取りの場合、どのくらいの期間がかかるのでしょうか?
ネットでの口コミですが、
1か月〜3か月
が多いようです。
1か月だと随分早く、3か月くらいという人が多い印象ですね。
もっとかかるケースもあるようで、年単位で通ったという人もいました。
正直、思ったよりかかるな、というのが個人的な感想です。
皮膚科の濃度高めのクリームならすぐ消えるのではと思っていましたが、
やはりシミや肌の状態によっては変わるのかもしれませんね。
どうしても体質や肌質が人によってことなりますし、
たとえ同じシミであっても度合いが異なるかもしれないので、個人差が出るのはしょうがないですよね。
また、薄めのシミなら自宅でのケアでも十分にイケるのでは、と思ったのと、
そもそもシミを作らない、濃くしないという毎日のケアが大事なんだなと思います。
皮膚科クリームでの治療中もテープが必要?
トレチノインやハイドロキノンクリームでの治療中、シミの部分にはテープを貼っていたという人もいました。
特に何もしなかったという人もいましたが、ずっとテープを貼っていたという人も。
特にトレチノインの場合はピーリング作用で赤くなったり皮がむけたりすることもありますので
肌がボロボロになってしまってそもそもテープがないとダメだったという声も。
皮膚をガードする役目と紫外線を防ぐ役目と両方なのでしょうね。
ただ、顔の場合、どこのシミかによってテープを貼るのはかなり目立つようなので、
気になる人は治療前に先生によく聞いておいた方がいいと思います。
テープもレーザー治療した時のみ、短期間だけの使用だとばかり思っていたのですが、
クリームの処方(特にトレチノイン配合クリーム)でも使うケースもあるのに驚きました。
髪やマスクで隠せるところならいいですが、そうでないとちょっと目立つので・・何か方法を考えた方がよさそうですね。
まとめ
皮膚科でレーザーなどではなくシミ取りクリームや薬を処方された場合についての情報をまとめました。
個人的には、レーザーほどではないにしろ化粧品よりも配合濃度が高い薬ですので
少し使っただけでかなり効果が出るものだと思っていたので、色々な口コミを読んでちょっと驚いています。
もちろんクリームだけや薬だけで治る人もいる一方、
ちょっと時間がかかるケースもあるようですね。
効果がないと感じた人の場合、病院を変えることでシミが良くなった、薄くなってきた
というケースもあるようですので、あまり効果がないなと感じたら
今通っている病院から別のクリニックなどに変更してみるのも方法かもしれません。
治療方法も多分先生によって異なるようなので、よく先生と話をするというのも大事かなと思います。
レーザーでも皮膚科のクリームでも、化粧品であっても、すぐに効果がある人もいる一方
全然効果がないという人、少しだけ効果があったという人など本当に様々です。
そういうことを考えると・・なるべくシミにしないこと、
紫外線対策をきちんと行って美白ケアをしていくこと、自分でできることはしていかないとだなと感じています。